

映画や演劇、テレビドラマなどで危険を伴う演技が必要な場合があります。その時、俳優に代わって危険な演技を行なうのが、スタントマン、スタントウーマンです。
スタントウーマンの田邊 知恵さんは15歳でスタントマン養成所に入り、体操、立ち回り、飛び降り、アクロバット演技などの基礎を身に付けました。日頃から演出家の意図したスピード感や臨場感を作り出すことを常に意識して練習にはげんでいます。エアマットへの飛び降りでは、着地の瞬間に空気を抜いてマットを柔らかくします。危険を最小限にする技術が、様々に考えられています。
スタント歴15年のキャリアを持つ清家 利一さんは、今まで階段を転げ落ちるなど肉体で演じる「ボディスタント」や車やバイクを使う「カースタント」など様々なスタントを行ってきました。
一般的には、スタントマンは役者を引き立たせる陰の存在と見られていますが、実際にはスリルとスピードを表現する演技者なのです。従って演技力を高めるため、芝居の稽古や勉強も欠かせません。
喜多川 務さんは、この道22年。出演依頼のない日も、トレーニングや立ち回りの稽古を欠かしません。スタントマンとして安定した収入を得ているのは、喜多川さんをはじめ、高度なボディスタントが出来る人に限られています。ほとんどの人は、専門プロダクションに所属しています。出演料は演技の難しさ、危険度によって増減します。コンピュータグラフィックス等に押されて、スタントマンの出番が減ったと言われますが、やはり迫力のある映像は、スタントマン無しでは成り立ちません。
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