

原子力発電所で、原子炉の点検・修理、あるいは、燃料の点検・管理をして、原子炉が完全に正常な運転ができる状態に保つのが、原子炉保守技術者の仕事です。
原子炉は、13ヶ月以内に1回、運転を停止して定期検査をすることが、法律で義務づけられています。原子炉保守技術者は、使用した期間の長さや運転の状況から、定期点検ではどの機器を分解・点検するかを判断し、作業計画を立てる他、検査にかかる費用を算出し、手続きに必要な報告書を作るなどの作業もおこないます。
原子炉設備の補修を担当する技術者は、多くの作業員を指揮・監督して、点検作業にあたります。原子炉設備を分解し、何千点もの部品を細かく点検し、必要に応じて、消耗部品を交換・修理します。作業後、慎重に確認作業をして、原子炉設備がもと通りに稼動し、正常に発電されるまでのすべてに責任を持ちます。放射線濃度の高い原子炉格納(かくのう)容器内では、放射線防護服を着用することや、放射性物質が付着した部品を分解するときは隔離された作業スペースの中でおこなうなど、安全には細心の注意をはらいます。
燃料を担当する原子炉保守技術者は、燃料に異常がないことを点検すると同時に、作業の様子を収録したビデオテープの映像をくわしく調べて、すべての作業が、決められた通りに、正確におこなわれたかを確認します。
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