

法務教官は、少年鑑別所、または、少年院で、非行を起こした少年たちの、生活態度をみつめて、社会復帰できるよう指導する仕事をします。
少年鑑別所は、非行を起こした少年が、家庭裁判所で審判を受けるまでのあいだ収容される施設です。少年鑑別所で働く法務教官は、そうした少年たちが、再び非行を起こすおそれがあるかないか、どのようにしたら立ち直れるかを、生活態度の観察や、面接などを通して探ります。また、作文などを書かせて、少年たちの胸の内にある本当の思いを、読み取ります。こうした資料をもとに、判定会議で、心理学専門の法務技官と協議のうえ、鑑別結果通知書をつくります。鑑別結果通知書は、家庭裁判所の審判で、重要な資料となります。
少年院は、家庭裁判所の審判で、保護処分となった少年たちに、立ち直りのための教育をする場所です。少年院で働く法務教官の重要な仕事の1つは、少年1人1人から、徹底して話を聞くことです。そうすることで、少年たちの心の奥底を解放して、自分自身を見つめなおさせ、非行をおこした問題点を克服させます。義務教育を修了していない少年には、教科を教えます。また、薬物や、不良交遊の危険性を考えさせ、働くことの楽しさや喜びを学ばせるために、さまざまな方法を考え、知恵をしぼって、社会復帰へむけた指導をおこないます。
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