

刑務所は、罪をおかした人が、その罪を反省し、立ち直るための施設です。刑務官は、刑務所に入所している受刑者の日常を監督する仕事と、社会復帰させるために、正しい方向に指導する仕事をします。
刑務官の仕事は、朝の「職員点検」から始まります。制服の乱れはないか、携帯すべき刑務官手帳や捕縄(ほじょう)、笛はきちんと持っているか、などを点検します。交代制の勤務のため、職員点検の後に、前夜の担当者と、受刑者の夜間の生活態度などについて申し送りと確認をします。日中は、刑務所内にある自動車の整備工場や、焼き物工場などに分かれて、作業につく受刑者の監督・指導につきます。受刑者の行動は、法律にもとづいて、決められており、違反行為に対しては、即座に対処します。作業中の不審な動きを見落とさないこと、他の刑務官と常に状況を確認し合うこと、などが重要な点です。技術面は専門の技官が教えますが、刑務官は、作業内容や手順を、完全に把握して監視にあたります。また、受刑者が入る舎房と呼ばれる部屋を巡視し、危険なものが持ちこまれていないかなどを、厳しく検査します。その他にも、麻薬などの害について、受刑者に分かりやすく講義したり、出所後の生活をはじめ受刑者のあらゆる悩みに耳を傾け、温かく相談に応じることも重要な仕事です。刑務官は、受刑者が1日も早く罪を反省し、前向きな気持ちをもつように、全力で受刑者を支えます。
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